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看護部長兼副院長に着任いたしました。


2021年10月1日に、看護部長兼副院長に着任いたしました。

看護部長兼副院長
木下佳子
集中ケア認定看護師
急性・重症患者看護専門看護師
看護学博士  
日本クリティカルケア看護学会理事
 前職では、集中ケア認定看護師・急性重症患者看護専門看護師として、急性で重症な疾患に罹患した患者さんのケアがより良くなるように奮闘してきました。同時に看護管理者として看護教育・人材育成・医療の品質保証にも取り組んで参りました。その中で感じたことは… 続きはコチラ

6月 配属式


6月1日 「配属式」

いよいよ配属発表!
数年後の自分の看護師像を思い描きながら、本人たちが考え提出した希望部署。
緊張しながら、看護部長からの発表を待ちました。
今年度は、みんな第1希望の病棟へ配属!
うれしさと緊張感が表情からも伝わってきました。

配属発表
配属先の師長さんへ挨拶

その後病棟師長さんと一緒に各病棟へ
病棟スタッフの大歓迎!明日から一緒に頑張って行きましょうね。

2北病棟
3北病棟
3南病棟
4北病棟
4南病棟
5北病棟
5南病棟

個別性を捉えて一人一人に合った支援に繋げるための情報収集

入退院支援室 赤谷 智美

 私は元々記憶力に自信がなく、暗記系の教科は苦手でした。年々さらに衰えを感じ、自分の子供の誕生日も西暦だと何年?と考えてしまうほどです。看護師として、患者さんのことはできるだけ覚えていたいと思います。患者さんに覚えて貰えているのは嬉しいもので、きっとそれは患者さんも同じはず。自分のことを理解してくれているという安心感にもつながり、よりよい関係性を築くことができると思います。しかし、記憶力の悪い私にとって名前だけ聞いてもすぐに思い出すのは難しく、カルテをみて、顔写真でもついていたらいいのに…と思いながら記録を辿っています。

 入退院支援室では入院前から患者さんの身体的・社会的・精神的側面を把握し、患者さんにとって最良の医療サービスを提供するとこが目的の一つです。主にアナムネ聴取を行っていますが、私は決まった質問だけして同じような情報を残すのではなく、できるだけ“ほかに何か気になることはないか”を聞き出し、話されていた内容から必要な事に関連付けて記録に残すよう心がけています。

 こんな仕事をしている。人に懐かない犬を飼っている。ぼーっと生きてんじゃねーよ!が格言。魚の骨がのどに刺さったのがきになる。昭和の歌謡曲が好き。自分はさみしがりや、人見知りで遠慮しがち。患者さんは様々なことを話してくださいます。こんな情報必要?と思うこともあるかもしれませんが、私はできるだけ記録に残しています。ちょっとした情報からも、だから受診が遅れたのか、だから病状が悪化したのか、対応でこんなことに配慮するといいかな、など気がつける点も多いと思います。そういった様々な情報は、患者さんをより詳しく理解することに繋がり、記憶に残りやすいのです。

 入退院支援室は患者さんの話をしっかり聴ける貴重な場だと思っています。最近は入退院を繰り返す患者さんには「前回こうでしたが、今回はどうですか?」「あのことはどうなりましたか?」とより親密に話ができるようになってきたと感じています。病状の経過や生活状況はもちろん、性格や考え方、何を大切にしているか何が心配なのか、個別性を捉えて患者さん一人一人に合った入院治療や看護の提供に繋がるように努めていきたいと思います。

患者様をよく観察し、予測をたてて看護を提供したい

透析センター 今野美登利

 私が普段看護するうえで意識していることは、患者様をよく観察し予測をたてて看護をすることです。私が新人の頃、先輩看護師から「患者様の気持ちや行動を予測して、先回りできるような看護をしなさい。患者様がナースコールを使わなくても良い看護をしなさい。」と指導されました。例えば患者様に点滴を行った時は、滴下速度や残量・刺入部観察はもちろんのこと、点滴の後は尿意が起こる事も予測して環境整備や排尿誘導を行うのです。患者様のこれから起こり得る行動や思いを予測し、看護師側からアクションを起こす事で転倒等の事故防止や、ナースコールで排泄を知らせる羞恥心に配慮することができるのだと学びました。

 透析室はワンフロアに患者様とスタッフがいる環境なので、基本的にはナースコールは使用していません。このような環境で、患者様をよく観察し予測をたてて看護することはとても重要であると感じています。透析中は患者様がスタッフに気兼ねなく声を掛けられるように常に巡回を行っていますが、患者様がスタッフに遠慮して声をかけづらい事もありますので、患者様の表情や仕草をよく観察し、眉間に皺がよっていたりどこかさするような動作があれば痛みの存在を予測して「どこか痛みますか?」などの声をかけるようにしています。病棟では患者様のそばで常に観察して援助することは難しいですが、透析室ではそれが可能です。その環境をいかし、患者様が安心して透析を受けられる看護を提供できるように努力しています。

 今後は更に患者様の満足度が高まるような看護の提供のために、患者様の心理理解を深められるような文献学習などを行いたいと考えています。

患者さんと深く関わるためにも、病棟看護師の情報共有を大切にしたい

手術室 黒澤小織

 私が手術室看護師として患者と関わる際、先輩看護師から言われてきたことは病棟看護師との情報共有の重要性についてだ。そのことを実感したのは当時働いていた病院で緊急手術にて気管切開を行う患者を受け入れた時だった。患者入室前に電子カルテで情報収集をし、医師との電話連絡で患者本人、家族からの同意を取れたことを確認し、手術の準備をしていた。実際に患者を受け入れて、病棟看護師から申し送りを受けたときのことだった。「Aさんはタバコを吸う事が大好きで、家族と会って話をすることを楽しみに入院生活を送ってきた。あまり家族と話せないまま手術室に来てしまった。」このような情報を病棟看護師に教えてもらうことができた。

 手術室の中だけでは患者と家族の関わりや日々の様子などは電子カルテ上や術前訪問、入室前の関わりだけで知ることはどうしても難しい。“本当にこのまま手術をすることが患者にとって最善なのか”“会話が難しくなる前にもう一度家族との時間を楽しみたいのではないか”と自分の判断に迷いながら先輩看護師、病棟看護師と相談し、医師の許可を得て、再度本人・家族の意志を確認し、少しではあったが会話をする時間を設けることができた。

 この出来事があってから、病棟看護師から教えてもらえる「緊張している様子でした」「家族と話して笑顔も見られました」等の患者の普段の情報を得る事の大切さも意識するようになった。日々の業務や忙しさに追われてしまいがちだが、術前訪問の際に看護師ともコミュニケーションをとることを心掛けて患者との関わりを深めていきたい。

誰にとっても安心でき、心地よく、安全が提供できる場所でありたい

救急外来 主藤 友佳

 入社して3ヶ月過ぎようとしていた頃、日々慌ただしく過ごしていた。そんなある日「よっ、だいぶ調子いいよ。助けてくれてありがとう。あん時はどうなるかと思ったよ。」と前方から手を振り笑みを浮かべ歩いてくる患者。歩行の足取りもしっかりしている。

 とある正午、ふと救急室へ歩いていると顔面蒼白で倒れ込むように駆け込んできた一人の男性。急患であることはひと目でわかった。びっくりしたとともに、「何とかしなくては・・・自分にできることは・・・」と考え、頭の中をフル回転させた。バイタルを取り、検査に回った。相当痛いはずなのに話しをやめない。冷や汗かきながら「俺の病気は何だ?何でこんなに痛いんだ?」と話してくる。不安でいっぱいなのであろう、そんな患者の話を聞くことしか出来なかった。

 救急外来は急性期の場であり、短時間での情報収集と共有、そして迅速な分析が求められる。患者は精神的にも身体的にも苦痛を伴い、心身が不安定な状態では簡単にそれらが増幅してしまう。日頃からそんな状態を一刻も早く解決、緩和したいと思い対応している。日々患者に関わる中で、患者だけでなくご家族、付添の方も不安を抱いている事が多い。そのため声をかけやすい雰囲気作りや積極的な声掛け、落ち着いて話せる環境作りに努め対応している。救急外来での受診が一度きりかもしれないが、「ここ(病院)に来てよかった。何かあったらまたここで診てもらいたい。」と思ってもらえる、誰にとっても安心できる場所、心地よい場所、そして安全が提供できる場所でありたい。そんな場所が自分の職場であったら素敵だと思う。今後はさらに迅速かつ的確な対応ができるように、技術や知識の向上と周囲への気配りや感謝を忘れず、日々頑張っていきたい。