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毎日が勉強、そして、成長の機会。緊張感の中で仕事ができることが大きなやりがい

ナースエイド

 
私がヘルパーの仕事を始めたきっかけは、元気で恰幅の良い父親ががんを患い、やせ細り、鼻から管を入れている姿を見て、何とか苦痛の少ない生活を送ってもらいたいと思い資格取得を決めたことです。その後、短期間の在宅介護から始まり、デイサービスを経験して、病気について知りたいという気持ち、患者さんの最期を全うできるようにお手伝いしたいという気持ちが芽生え、こうして病院でナースエイドとして働いています。現在は呼吸器・心臓系の病棟でオムツ交換、食事介助、清拭、シャワー浴などの生活支援、検査の送迎などをしています。仕事をする上で大切にしているのは、家族ができないことを代わりにするということです。私自身、父親や母親に何もしてあげられなかったという後悔があるので、患者さんやご家族にそんな想いをさせないようにという意識があるのかもしれません。特に、コロナ禍の中で、家族に会えない状態で、患者さんはモノを頼むのも我慢し、遠慮されています。忙しさを見せないように配慮しながら、毎日できるだけ声掛け・会話をして、「他に何かありませんか」と一言添えるようにしています。そんな日常を積み重ねる中で、「あっ、あなた今日はいたんだね」と顔を見て笑顔を下さる患者さんのおかげで、とてもやりがいを感じています。この病院は、看護師からケアを学ぶことができ、スタッフ同士、お互い声が掛けやすく、また、相談しやすいので、人間関係の良い職場風土のおかげで働き続けられています。本当に、毎日が勉強の機会、成長の機会で、刺激が多いので楽しい仕事だと思います。一人ひとりの患者さんは皆違いますし、一人ひとりも時間帯や状態によって常に変化があります。この緊張感の中で、仕事ができるのも大きなやりがいにつながっています。

看護部長兼副院長に着任いたしました。


2021年10月1日に、看護部長兼副院長に着任いたしました。

看護部長兼副院長
木下佳子
集中ケア認定看護師
急性・重症患者看護専門看護師
看護学博士  
日本クリティカルケア看護学会理事
 前職では、集中ケア認定看護師・急性重症患者看護専門看護師として、急性で重症な疾患に罹患した患者さんのケアがより良くなるように奮闘してきました。同時に看護管理者として看護教育・人材育成・医療の品質保証にも取り組んで参りました。その中で感じたことは… 続きはコチラ

6月 配属式


6月1日 「配属式」

いよいよ配属発表!
数年後の自分の看護師像を思い描きながら、本人たちが考え提出した希望部署。
緊張しながら、看護部長からの発表を待ちました。
今年度は、みんな第1希望の病棟へ配属!
うれしさと緊張感が表情からも伝わってきました。

配属発表
配属先の師長さんへ挨拶

その後病棟師長さんと一緒に各病棟へ
病棟スタッフの大歓迎!明日から一緒に頑張って行きましょうね。

2北病棟
3北病棟
3南病棟
4北病棟
4南病棟
5北病棟
5南病棟

5月 2か月のローテーション研修が終わりました


5月31日 「2か月のローテーション研修が終わりました」

約2か月の間、4か所(病棟や手術室)のローテーション研修終了!
その後4日間の、看護部オリエンテーションを行いました。

移動の練習
血糖測定の練習
注射の練習
輸液ポンプの練習
シリンジポンプの練習
与薬の練習①
与薬の練習②

個別性を捉えて一人一人に合った支援に繋げるための情報収集

入退院支援室 赤谷 智美

 私は元々記憶力に自信がなく、暗記系の教科は苦手でした。年々さらに衰えを感じ、自分の子供の誕生日も西暦だと何年?と考えてしまうほどです。看護師として、患者さんのことはできるだけ覚えていたいと思います。患者さんに覚えて貰えているのは嬉しいもので、きっとそれは患者さんも同じはず。自分のことを理解してくれているという安心感にもつながり、よりよい関係性を築くことができると思います。しかし、記憶力の悪い私にとって名前だけ聞いてもすぐに思い出すのは難しく、カルテをみて、顔写真でもついていたらいいのに…と思いながら記録を辿っています。

 入退院支援室では入院前から患者さんの身体的・社会的・精神的側面を把握し、患者さんにとって最良の医療サービスを提供するとこが目的の一つです。主にアナムネ聴取を行っていますが、私は決まった質問だけして同じような情報を残すのではなく、できるだけ“ほかに何か気になることはないか”を聞き出し、話されていた内容から必要な事に関連付けて記録に残すよう心がけています。

 こんな仕事をしている。人に懐かない犬を飼っている。ぼーっと生きてんじゃねーよ!が格言。魚の骨がのどに刺さったのがきになる。昭和の歌謡曲が好き。自分はさみしがりや、人見知りで遠慮しがち。患者さんは様々なことを話してくださいます。こんな情報必要?と思うこともあるかもしれませんが、私はできるだけ記録に残しています。ちょっとした情報からも、だから受診が遅れたのか、だから病状が悪化したのか、対応でこんなことに配慮するといいかな、など気がつける点も多いと思います。そういった様々な情報は、患者さんをより詳しく理解することに繋がり、記憶に残りやすいのです。

 入退院支援室は患者さんの話をしっかり聴ける貴重な場だと思っています。最近は入退院を繰り返す患者さんには「前回こうでしたが、今回はどうですか?」「あのことはどうなりましたか?」とより親密に話ができるようになってきたと感じています。病状の経過や生活状況はもちろん、性格や考え方、何を大切にしているか何が心配なのか、個別性を捉えて患者さん一人一人に合った入院治療や看護の提供に繋がるように努めていきたいと思います。