仕事に大きな負荷を感じ、辞めようと思ったが、新人たちと関わり、一緒に頑張りたいと思った

整形外科

 
私は、人とコミュニケーションをとるのが大好きなので、人と直接関わることができる仕事に就きたいと考えていました。家族の入院がきっかけで、医療の知識を身に付けて、身近な人たちに役立ちたいと考えるようになり、中学生の頃には看護師を目指していました。看護学生の頃から感じていたことは、「看護師の仕事っていいなあ」という気持ちだけでは決してやっていけない仕事だということです。実際に、新人の頃は、病院で仕事、帰宅後に勉強、短い睡眠、病院で仕事・・・の繰り返しで、食事を取る時間もないくらい頑張っていたように思います。幸い、同期と一緒に励まし合いながら勉強してきたので、みんなで乗り越えることができました。ただ、仕事にも慣れてきた1年目の終わり頃にやることも増え、期待もされ、一人で患者さんを担当する責任感などの負荷を感じ、看護師を辞めようかと思ったこともありました。2年目に入り、そういったプレッシャーにも慣れ、新人が入職してきたことで私の中に変化がありました。1年前の自分を見ているようで、そんな新人に同じような思いはさせたくないという気持ちが芽生えました。新人が私を頼っていろいろと聞いてくれるうちに、一緒に頑張りたいと思うようになりました。

それぞれの患者さんしてあげられることを探し続け、一緒に一番辛い時を乗り越えたい

看護師の仕事の魅力は何と言っても、患者さんが一番辛い時に関わり、良くなっていくプロセスを一緒に歩むことができること、そして、喜びを分かち合えることだと思っています。もちろん、良くなった時の喜びは患者さんの方が大きいとは思いますが、私も負けないくらい嬉しい気持ちになっていると思っています。例えば、手術後の患者さんに私たちが出来ることは何かと考えても、何もできないと無力感を感じることはよくあります。患者さんが痛がっている、どうにもしてあげられない。もちろん、向きを変える、鎮痛剤を使うなどいろいろな工夫はします。それでも、痛みは取れない、一晩中唸っている。そんな状態の患者さんにどうにか寄り添いながら何かできるかを考え続けます。私が常々大切にしていることは患者さんに優しく声を掛けながら、しっかりと観察をして、その人に合わせた看護をしていくということです。話せる人、話したい人、そばにいるだけでいいという人、近くにいてほしくない人、頻回にコールを押す人・・・様々です。例えば、話せる人は、初めは痛みの話題が中心だったのに、いつのまにか痛みの話題はなくなり、普通に会話をしているといったこともあります。そんな経験も積み重ねながら、無力感を感じることはあっても、決してあきらめることなく、粘り強く、患者さん私ができることを探し続けていきたいと思います。

私を見守ってくれる先輩のように、後輩たちの成長の過程を見守り、共に成長していきたい

現在、入職6年目で、入職時よりずっと整形外科病棟で働いています。今後は、内科に関連する専門的なことをしっかりと勉強していきたいと考えています。私の所属する病棟の患者さんは高齢者が多いので、内科の疾患を持つ患者さんがたくさんいます。もちろん基本的なことはわかりますが、少し専門的なこと、経験が必要なことになるとやはり適切な助言ができないと感じることがあります。また、リーダーとしてメンバーに指示する立場でもあり、その必要性は感じています。様々な知識も身に付けて、患者さんに「辛い時に近くにいてくれた看護師」と思われるような看護師になりたいと思います。もちろん、誰しも病気にはなりたくないのは当然ですし、何度も何度も入院したくはないと思いますが、入院された時には、私たちの関わりで少しでもいいことがあったと思ってもらえるように関わっていきたいと思っています。この病院には、実習をしていた頃から私を見守ってくれている先輩がおり、部署は違っていてもいつも気に掛けて下さいます。私も、同じように、後輩たちの成長の過程を見守り、共に成長していきたいと思います。