「自分の病棟は人間関係が良いんだよ!」といえる病棟を作っていきたい

泌尿器科・眼科・皮膚科混合病棟(3北病棟)
伊藤 恵美子

 現在の病棟は、混合病棟であるため入退院が激しく、業務が煩雑になりがちな病棟である。多くの医師との関わりも必要で、抱えるストレスは多い。以前は、スタッフ同士の人間関係が良好とは言えず、既卒者が入職しても早期退職が目立ち、定着率が決して良くなかった病棟である。現在は、理由ありの退職者が続き、他病棟と比較して十分なスタッフ数とは言えない。退職者が減ることは、自分が余裕を持って業務に取り組め、結果的に自分にもプラスに繋がることだと思う。
 私が一年を振り返って心掛けたこと。それは、スタッフとの良好な関係が築けるようコミュニケーションを欠かさなかったこと。忙しい病棟だからこそ、協力し合える病棟が理想である。私としては、声掛けや、威圧的態度をとらないことを意識し取り組んできたつもりである。また、プライベートでも時間を持ち、退職につながらないようフォローしてきたと思っている。それが、実際相手にとって苦痛を与えてしまい、迷惑だった可能性もあるかもしれないが。
 素晴らしいスタッフに囲まれながら仕事が出来ることは幸せ。私自身も、周りの温かいフォローのおかげで、辛い業務の中でも救われ助けられた場面が多々あり、充実した楽しい一年を過ごせたと振り返ることが出来た。中途採用者の教育・指導係という役割を担っていたこともあるが、今後もスタッフとの良好な関係、「自分の病棟は人間関係が良いんだよ!」といえる病棟を作っていき、また来年も充実した一年を過ごしたいと思っている。