急ぎの用ではなくてもできるだけ早く対応したい

地域包括支援病棟(2北病棟)
井村 千恵子

 「こんな乱暴なのは初めてだ」と、患者さんよりよく言われる私ですが、一応対応には心がけていることがあります。患者さんに何か頼まれたときには、急ぎの用ではなくてもできるだけ早く対応するようにしています。自分が頼まれたことを、忘れてしまうこともあるからなのですが、患者さんに「本当にやってもらえるのかな」と、いう気持ちで待たせてしまうのは、サービス・接客業という仕事柄正しいことではないと思うからです。
 また、それと同様に出来るだけ早くナースコールに対応したいと考えています。理由は、ほぼ同じですが認知症の患者さんが多くなっている現状で、せっかくセンサーコールを付けても、早めに対応しなければ意味がないと思い、排泄のためのコールでも行くのが遅れ患者さんに我慢を強いることとなって、対応時には慌ててしまい転倒などに繋がってしまうと思うからです。本音を言えば「あとでもいいのに」と思う用事を言われることも多いのですが、患者さんにとっては必要が有りナースコールを押していることと思い、対応していきたいと考えます。もちろん全部のナースコールに対応することはできませんが、極たまに「あなたの顔を見るとホッとする」と言われることもあるので、体力の続く限り頑張って行きたいです。