目的は一つ「感染症から身を守り少しでも健康で元気に生活をしていくこと!」

感染管理認定看護師 
感染管理室師長


 
感染対策は、医療施設や高齢施設の職員が患者さんや入居者の方々に感染症が発生しないようにと必死にやるのではなく、普段の生活の中で誰もが実施していくこと・実施していることです。手洗い・うがい・マスクの着用・身体保清・お掃除(環境清美(・・))などなど、日ごろ職員の皆さんに「対策を実施してください」と、私が言っている内容のほとんどが、自宅でも誰かに言われていることではないですか?なぜ、言われるのか?目的は一つ「感染症から身を守り少しでも健康で元気に生活をしていくこと!」
一般の生活をしているときは、感染しないように自分自身でコントロールできますが、入院されている方の多くは、医療従事者の手を借りながら治療している疾患と戦い生活をしています。普段とは違う生活の中では、感染から身を守るコントロールもままならないことが多いはずです。患者さんは「あなたのその手は清潔ですか?」とは言えません。患者さんに手指衛生している姿を見せることで、患者さんは安心できるのではないでしょうか。清潔な環境で診察を受ける、検査を受ける、入院生活を送ることは患者さんにとって安心感と闘病意欲がわいてくるのではないでしょうか。
感染対策は、仰々しいことをやっていくことではなく「やって当たり前」のことを、各自がしっかり行っていくことです。感染症から「患者を守るため。自分を守るため。仲間を守るため。」に一致団結!そのための感染管理室です。