患者さんに今よりもよい状態になってもらいたい

消化器内科・外科病棟(3南病棟)
小田原 未梨佳

 私が看護をする上で大切にしていることは、患者さんにとって今よりもよい状態になってもらいたいと思いながら関わることです。病気となり気が滅入ったり、痛みやだるさなどの苦痛があり身の回りのことに気が回らなかったりしている患者さんも多いかと思います。そんな時は何もしたくないと思ってしまいがちですが、少しでも気分転換になれるように、気持ちよくなれるようになれないかなと考えて、洗髪や足浴や爪切りや耳掃除などのケアを一日のうち何か一つでもやってみませんかと患者さんに促してみるようにしています。病棟は忙しいことが多いですが、有り難いことに私は子供のお迎えがあるため受け持ち患者さんを少なめにしてもらっていると思うので、患者さん一人一人と関わる時間があると思います。なので、ケアをする時間も確保しやすく患者さんに看護師さん忙しいからとケアを断られても、大丈夫ですよと余裕をもっておすすめしやすいです。夜勤の時も落ち着いていれば日勤よりも時間があるので、口腔ケアなどに時間をかけて行いやすいです。
 また、忙しいときは看護エイドさんに協力してもらいケアを手伝ってもらいますが、エイドさんの方が患者さんへの声かけが優しくて患者さんが、笑顔になったり和んでいる場面が多々みられるように思います。なのでエイドさんとも協力してケアが進んで取り組めるようにしていければよいと思います。また、患者さんは先程述べたように、はじめは清拭にしても今日は良いですと言われることがよくありますが、「すぐ終わるようにさっとやりますよ」や「動くのが辛いと思うので楽にできるように二人がかりでやりますよ」など、さまざまな言い方をして促してみて患者さんも渋々ながら行ってくれると、「やっぱりさっぱりするね」や「あー気持ちよい」などと言ってくれるときもあり行って良かったなと感じます。
 日々の生活の中で患者さんは辛いことが多くあると思いますが、少しでも気持ちが前向きになれるように苦痛を取り除ける関わりを行い、それが患者さんの治癒へ繋がるような看護となることを考えて日々行動できたらと思っています。