1年経ってみれば鋼管病院でよかった

3北

 
 3月25日に最後のふきのとうの日研修を迎えました。その際に1年間を振り返る機会を頂き、私の中で変わらなかったことがありました。それは、看護師としての思いです。
1年前に入職した際のレポートにて目標として挙げた看護師像は、患者さんやご家族のニーズを汲み取り、寄り添った看護を提供できる看護師でした。その後、実際に病棟で経験したエピソードを振り返る機会を頂き、その中で考えたことをレポートにまとめましたが、最終的に患者さんに寄り添える看護を提供できるようになりたいと記していました。
ある程度の期間をあけてでも、目指すところが変わらなかったことには私自身驚きました。しかしそれ以上に、私自身に1つの芯があることを実感できて嬉しく感じました。

 話は変わりますが、1年間の中で何度か心が折れそうになることがありました。私の病棟では同期入職のスタッフがおらず、常に励まし合う存在がおりませんでした。実際に退職の考えも浮かび、師長さんに相談させて頂いたこともありました。その際は、師長さんの計らいで休養にて熟考する機会を頂きました。その結果、残るという思いを持ち現在に至ります。あの時に退職をしていたら、先述のような嬉しさを実感できることもなかったでしょう。

 私の目標とする看護師像に近づくためには、今後も様々な勉強が必要です。解剖学的・生理学的事象はもちろん、患者さん個々の生活史や思想などをトータルで観察・アセスメントを行わなければなりません。患者さん自らの意思で、ご自身のための治療にあたって頂くためのサポートのため、積極的に多くの知識を吸収していきたいと思います。このように目標に肉付けをできるようになってきたことが、自身が少し成長できた部分でもあるかと思います。

 私の所属する3階北病棟は、スタッフ間の雰囲気がとても明るい場所です。毎日笑い声が聞こえてくる職場であり、また。1人1人が患者さんのために何かしようと考えている職場でもあります。今後も、その中で私も患者さんのことを考え、笑顔で接することのできる看護師になるため勉強させて頂きます。

 すれ違うたびにお声掛け頂ける十枝内看護部長や、横尾副部長、1年間の教育を担っていただいた現任教育委員会の方々、3階北病棟橋本師長、主任、川又プリセプター、メンバー・スタッフの皆さんの期待を形に変えることができるよう、突き進んでいきます。

最後に、1年前の私自身へ。
「悩むことや、不安になることはたくさんあるけれど、1年経ってみれば鋼管病院でよかった、3階北病棟でよかったと思える日が来ます。だから、まあ、頑張れ!」