患者さんの表情などの非言語的コミュニケーションを意識して

5南病棟

 
 入職して1年が経ちました。就職したばかりの頃は、分からないことばかりで不安がたくさんありました。2年目の先輩の業務をこなしている姿を見て、1年後の自分はこんな風になれているのだろうかという思いもありました。少しずつできることが増えていき、それと同時に自分の課題が明確になり、自分の成長をあまり感じられずにいました。しかし、月に一度のふきのとうの研修で他の病棟の同期と経験を共有することで、もっと頑張ろうと刺激をもらい、不安なのは自分だけではないんだという安心感につながりました。また研修の中でフォローアップでは、できることが増えているという実感から、成長を感じることができました。それだけではなく、今までは考えられなかった視点も増え、自分中心だった課題が患者さんのことを考えた課題に変わっていたことにも成長を感じました。患者さんとの関わりをプロセスレコードで振り返った際には、身体症状ばかりに着目してしまったり、自分の都合を優先してしまったりと、患者さんの気持ちに寄り添った関わりができていなかったことに気づくことができました。また、表情などを捉えられていなかったことに気づくことができました。私の病棟には若い年齢の患者さんから高齢の患者さんがいて、意思表示ができない患者さんもいます。この気づきから、患者さんの表情などの非言語的コミュニケーションを意識して関われるようになりました。

 この1年を通して、壁にぶつかり辛い時期もありましたが、同期や先輩方に相談することで乗り越えることができました。様々な不安や疑問を抱えている患者さんにも、そういった気持ちに寄り添った看護を、また生活の場であることも意識し、患者さんの整容や環境を見て個別性のある看護ができるようにしていきたいです。