話しかけやすい雰囲気の看護師でいられるように

5北病棟

 
 入職したばかりの時に忙しそうに見えない看護師、話しかけやすい看護師になりたいと思っていました。しかし、初めのころは時間で行われなければならない業務に追われ、初めて行う手技などに戸惑い、自分のことばかり考え患者さん主体で看護を行うことができませんでした。患者さんからは「忙しそうね」や「忙しいなら後でいいよ」などと声をかけていただいていました。

 少しずつできることが増え、業務に慣れてきたときに私がなりたい看護師は何だったのかを研修などで改めて話す機会がありました。それ以来、患者さんと接する時間が取れるように業務を行うようになりました。忙しいときはじっくり話をする時間をとることができないことが多々ありますが、少しでも話をしたり、患者さんの表情や行動を見たり、疾患について理解できてくると患者さんが何を求めているのか少しずつ気づけるようになってきました。なるべく気づいた時には声をかけ、どうしても時間がとれない時には業務が終わった後でも話をしに行くなどするように心がけています。でも毎回それができるわけでもなく、一人でその患者さんを看ているわけでもないため、記録に残し次の業務の人に伝えるなどチームで看護をしていることを意識しています。

 今でも、忙しくない日というのはめずらしい日で、患者さんからも忙しそうと言われてしまうことは多々ありますが、それでも話しかけやすい雰囲気の看護師ではいられるように、一番患者さんの近くにいる看護師でいられるように日々意識するようにしています。

 一年前の自分に声をかけるとしたら、時々私が思っている看護と先輩の思っている看護に、ずれを感じることがあって悔しい思いをすることもあるかもしれない。先輩は今までの経験を通して考えている看護があって、人それぞれに価値観があるため誰もが納得する看護はできないんじゃないかと今は思っていますし、正解はないと思っています。でも、自分が患者だとしたときには何をして欲しいか考えながら看護をするように心がけるようにしてね。と声をかけたいです。