謙虚に患者一人ひとりとの関わりを振り返り、自らの不足に気づき、みんなで成長していきたい

4北病棟

脊椎外科を専門とした年間手術件数は969件と全国でも有数の手術件数を誇る病棟

〈病棟の役割と特徴〉
4階病棟は整形外科の中でも脊椎外科を専門とした51床の病棟です。脊椎外科医3名、看護師23名、ナースエイド4名、クラーク1名と協力して病棟を運営しています。年間手術件数は969件と豊富で、全国でも有数の手術件数を誇ります。インターネット検索でも名前が挙がる大森医師の知名度は高く、診察、治療を求め全国から患者さんが当院へお越しになります。その大半の患者さんはヘルニアによる腰痛を主訴に内視鏡による低侵襲手術を受けられ、クリティカルパスに沿った3泊4日の入院治療を行なっています。腰痛を解消し快適な生活送っていただくために病状だけではなく、患者個々の生活背景にも目を向け、多職種とも協力し質の改善を行なっていきます。

恐怖や不安が大きい「脊椎の手術」をする患者さんがどんな看護を受けたいのかを意識して接したい

〈看護する上で大切にしていること〉
手術件数が多い分私達の経験値は増えていきますが、一人ひとりの患者さんにとっては初めての入院や手術の経験であったりします。また「脊椎の手術」と言われると恐怖や不安も大きいはずです。不慣れな環境で入院翌日には手術を迎える方や突然床上安静となり体動の自由が制限されることもあります。自身が患者の立場になった時、どんな看護を受けたいのかを常に意識し接してほしいと思っています。整形領域の患者さんはコミュニケーションを図れる方が多いので、細目に声を掛け身体的・心理的苦痛の軽減に取り組むこと、ご家族にも安心して入院生活を送っていくために日頃の様子を伝えることも大切です。スタッフ個々も働き始めた頃は慣れない環境に大きな不安を抱えていたと思います。その時の気持ちを常に忘れず、日々迎える患者さんの不安軽減に努めていってほしいと考えています。

医師、多職種との連携を大切にして、尊敬と感謝の気持ちを忘れず働いている病棟でありたい

〈私たちの職場〉
脊椎は固より整形外科領域で働いた経験がないスタッフもいます。新人でも既卒者でも成長過程は千差万別です。それぞれの経験値に応じたフォロー態勢をとりスタッフ皆で支え合っています。めまぐるしいスケジュールで過ぎる毎日ですが病棟スタッフをはじめ医師や多職種との連携無くしては成り立ちません。当たり前すぎて気付いていないかも知れませんが、尊敬と感謝の気持ちを忘れず働いている病棟でありたいと思っています。謙虚に患者一人ひとりとの関わりを振り返り、自らの不足に気付き、その不足を補うための学習活動に取り組むことが自己成長に繋がると思います。