患者様の訴えから必要としている看護の提供に繋げたい

呼吸器科・循環器科病棟(5北病棟)
遠藤 さち

 今年1年を振り返ると、今年度から新しい職場になったことで日々の業務を覚えることや、新しい環境に慣れることに必死だったように感じる。新しく覚えることが多かったため、分からないことがたくさんあり、多くのことを質問し教えて頂いたり、他のスタッフに助けてもらったりする場面が多くあった。
 そんな中であるとき、「遠藤さんは声をかけやすくてありがたい」と言ってもらえたことがあった。助けてもらってばかりの自分が、同じ現場で働くスタッフの助けに少しでもなっていると感じることができ嬉しく思った。思い返すと患者様や患者様のご家族からも、話しやすい、顔をみると安心する、などと時折言ってもらえることがあった。
 声を掛けやすい事はとても小さなことではあるが、患者様やその家族の訴えが聞ける一歩目でもあり、同じ職場で働くスタッフ間では円滑なコミュニケーションや情報共有ができることにも繋がる大切なことだと感じた。患者様にとって自分が声を掛けやすかったり、頼みやすかったりする存在であるだけでなく、その訴えから患者様が必要としている看護の提供に繋げることができるよう今後努力していきたい。