丁寧な言葉使い、丁寧に観察を行い、丁寧な対応を!

透析センター
中迎 智江美

 私が看護する上で心がけていることは、できるだけ患者さんとのコミュニケーションの時間を確保し、丁寧な対応をすることである。丁寧な言葉使い、丁寧に患者さんの観察を行い、できる限り患者さんに寄り添うことを心がけている。
 以前、患者さんから「あなたは、とても丁寧にシャントの音を聞いてくれるわね。」「あなたは本当に優しいから、あなたには何でも話せるわ。」「あなたがいるととても安心するわ。」等の言葉をかけていただいたことがある。
 透析室患者さんは透析中、体動制限ある中4時間以上ベッド上で過ごさなければならなく苦痛を感じている方も多くいる。また、循環動態の変動や症状の変化が起こりやすい中で、患者さんの訴えや状態の変化に早期に気づかなければならないため、普段からのコミュニケーションを通じて患者さんの状態や症状を把握していくことが大切であると感じている。しかし、なかなか看護師に声を掛けられず我慢してしまう人や、不安等を表出できない患者さんも多くいる。また勤務をする上で、自分なりに丁寧な対応を心がけてはいるつもりだが、業務に追われ中々余裕がなく対応ができていないことが多々ある。
 今後は、忙しい時にでも、患者さんに遠慮させないよう事前に声かけを行う等の配慮を行い、周りに目を向け全体がみれるようにしていきたい。