自分に与えられた役割をしっかり果たしたい

3南病棟

 
 看護師1年生としての1年間はいままでで一番感謝を強く感じた一年でした。患者さんと接する中で勉強が追いつかず自分の力不足を実感したり、思うようにいかないことも多くつらいと感じたりしたこともありましたが、そんな中で私を励ましてくれたのも患者さんです。患者さんにもらうありがとうや感謝の言葉に日々元気をもらい、1年間頑張って働くことができました。疾患やそのほかの処置における知識ももちろんそうですが、患者さんとの関わりの中で学ぶことはたくさんあり、患者さんがくださる感謝よりももっと自分が感謝しなくてはならないと感じています。また、失敗も多くたくさんの迷惑をかけてしまった自分をフォローしサポートしてくれた先輩たちにもとても感謝しています。困っている時には優しく声をかけてくださり、厳しくも愛のあるアドバイスをいただいたおかげで、少しずつですが一歩一歩成長してくることができました。

 地元を離れて入職した当初、頼れる相手も少ない中で新たな生活を始めることに対する不安も大きかったです。1年経ち、川崎という土地にも夜勤もあるシフトでの一人暮らしの生活にも慣れてきました。あの頃の自分に声をかけるとするならば、思うよりも自分の周りの世界は優しいよ、と伝えてあげたいです。頑張りすぎて精神的にもきつくなったこともありましたが、あまり不安に思い過ぎず、自分らしく自分のペースで頑張ることが大切だなと今は感じています。これから2年目になりますが、まだまだ頑張らなければいけない課題は山積みです。しかし、ようやく看護師としてできることも増えてきた自覚を持つことができるようになってきた部分もあるので、自分に与えられた役割をしっかり果たせるよう、今は自分にできることをひとつひとつ頑張っていけたらいいなと思います。